雄琴神社
(おことじんじゃ)
壬生町
雄琴神社は壬生町中心部の黒川沿いに鎮座する壬生氏の租小槻今雄公の分霊を祀る壬生の総鎮守です。
神社から徒歩圏内にある新撰組ゆかりのお寺として有名な壬生寺や壬生氏4代の居城であった壬生城跡と共に、この地の歴史を感じることができるスポットです。
ご由緒
寛治5年(1091年)鎮守府将軍清原武則の子孫保定により壬生郷の鎮守として創建され藤森神社と称されたと伝えらる。後に初めて壬生に城を築いた壬生彦五郎胤業が、壬生氏の租小槻今雄公を合祀し社殿を建て替え社号を雄琴神社と改めた。(参照:神社内由来案内板)
ご祭神
天照大御神(あまてらすおおみかみ)
伊邪那岐命(いざなぎのみこと)の左目から生まれた、天岩戸の神隠れで有名な高天原を統べる太陽神。
所願成就の女神として伊勢神宮をはじめ全国に祀られている。
天武天皇(てんむてんのう)
大化の改新で知られる中大兄皇子(天智天皇)の弟で日本の第40代天皇。
壬申の乱で大友皇子(弘文天皇)を倒し即位した。
舎人親王(とねりしんのう)
奈良時代初期に権勢を振るい日本書紀の編纂にも関わった天武天皇の皇子。
万葉集に和歌を残す歌人でもある。
小槻今雄公(おづきのいまお-こう)
ご神徳(ご利益)
景色
参道
一之鳥居から境内に向かって一直線にのびる参道は両脇に背の高い木々が並び、アスファルトで舗装されているにもかかわらずとても趣のある景色です。
二之鳥居
参道を抜けたところに栃木県の有形文化財に指定されている銅製の二之鳥居が建っています。
鳥居の真下に見えるのは百度石です。
百度石とは
社寺の境内にたてて、百度参りで往復する距離の標識とする石。
(出典:精選版 日本国語大辞典)
手水舎
二之鳥居をくぐると左手に手水舎があります。
コロナの影響で線を閉じている神社が多い中、ここでは随時龍の口から水が流れ出ていました。
随神門
手水舎の奥は石灯篭が2対並び、その奥に隋神門があります。
門をくぐり見上げると立派な額が飾られています。
拝殿
建物両脇を工事していた拝殿からは音楽が流れてきていました。
境内社
境内ではお稲荷さんをはじめいくつかの境内社にお参りすることができます。
琴平神社には面と向かう像と虎が奉納されていました。
お水取り所
神社の横を流れる黒川の伏流水を地下50mの深さから組み上げた明神水を汲むことができます。
周辺のスポット
アクセス
住所
栃木県下都賀郡壬生町通町18-58
電話
0282-82-0430
駐車場
あり
最寄り駅
東武宇都宮線:壬生駅から1㎞以内
境内東側の鳥居を出て黒川にかかる橋を渡ると東雲公園があります。
毎年春に行われるしののめ花祭りでは、黒川両岸に植えられた約250本のソメイヨシノが花を咲かせます。