下野國一社八幡宮(足利市八幡町)

神社

下野國一社八幡宮
(しもつけのくにいっしゃはちまんぐう)
足利市

下野國一社八幡宮は足利市南西部の県道40号(通称南大通り)沿いに鎮座しています。
源姓足利氏発祥の地といわれる境内は周りを市立公園や小学校、古墳群などに囲まれ、市街地にある神社ではありますが落ち着いた雰囲気のきれいに整備された神社です。
境内には日本一の縁切り神社と呼ばれる門田稲荷も鎮座します。

ご由緒

天喜4年(1056年)八幡太郎の名で有名な源義家が陸奥の豪族安倍頼時父子討伐のため当社付近の大将陣に宿営し、戦勝を気が似て現在地に小祠を創建し山城の国の男山八幡宮を勧請したといいます。
源義家、義国父子の手厚い信仰により源姓足利氏代々の氏神として保護され、明治4年に社格が制定され同5年には郷社、同35年には県社に列せられました。
下野国内第一の八幡宮であるとして「下野国一社八幡宮」や「一国一社八幡宮」とも称しました。(参照:八幡宮公式サイト)

ご祭神

誉田別命(ほんだわけのみこと)
仲彦天皇(仲哀天皇)の第四皇子で母は息長足姫命(神功皇后)。
武運の神という一面から源氏が氏神とした八幡神としても知られ全国の八幡宮(八幡神社)に祀られている。

大帯姫命(おおたらしひめのみこと)
気長宿禰王(おきながのすくねのおおきみ)と葛城高顙媛(かずらきのたかぬかひめ)の子。
仲哀天皇の皇后である神功皇后。
巫女的な女性で仲哀天皇の死後、神の託宣に従って新羅を攻めた。

姫大神(ひめおおかみ)

ご神徳(ご利益)

商売繁盛 家内安全 交通安全

景色

参道

参道から望む二之鳥居と拝殿に向かう石段です。
朱塗りの灯篭と狛犬、それに標柱が左右対称に整然と並んでいます。

一之鳥居をくぐりすぐ右手にあった樹齢600年とも言われたクロマツの古木は、残念ながら切り株になってしまっていました。
石柱の囲いと天然記念物と書かれた標柱がかつての立派な姿を忍ばせます。

手水舎

一之鳥居をくぐりすぐ左手には手水舎があります。
隣には源姓足利氏発祥の地であることを示す石碑が建っています。

拝殿

足利市指定文化財の拝殿です。横に回ると本殿の細かい彫刻を見ることもできます。

神楽殿

境内中央の開けた場所には白壁のきれいな神楽殿があります。

後ろにはご神木が立っています。

記念石碑

拝殿右手には「県社昇格」の記念碑や県指定建造物案内の石柱などが建ちます。

小山の後ろに見える屋根は4つ並んだ小さな境内社を雨から守っています。

境内社

門田稲荷神社

京都の伏見稲荷、東京の榎木稲荷と並び日本三大縁切稲荷と呼ばれる神社です。
八幡宮の境内にありますが鳥居と参道は八幡宮とは別にあります。

八坂神社

門田稲荷神社の左手には八坂神社があります。
また、拝殿右手にある石碑のうしろには大山祇神社、日枝神社、天満宮、若宮八幡宮が並んでいます。

さいごに

コンビニやお弁当屋さんが並ぶ交通量の多い道路に面しているため、スピードを落とすことができず一度駐車場入り口を見逃して通り過ぎてしまいました。
参拝に際しては出来れば事前に駐車場の位置を確認しておくとよいでしょう。

アクセス

住所
栃木県足利市八幡町387
電話
0284-71-0292
駐車場
あり
最寄り駅
東武伊勢崎線:野州山辺駅から1㎞以内

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