栃木縣護國神社
(とちぎけんごこくじんじゃ)
宇都宮市
栃木縣護国神社は宇都宮市西部の広大な敷地に鎮座する郷土の英霊を祀った神社です。
多くの樹木が茂る境内は市民の憩の場となっており、新年には初詣に、春には満開の桜を楽しみに多くの参拝者が訪れます。
ご由緒
明治5年(1872年)、栃木県護国神社の前身である宇都宮招魂社が旧宇都宮藩知事の戸田忠友をはじめ旧藩士・有志の人々により創建されました。
当初の御祭神は戊辰の役に殉じた97柱の英霊でしたが、明治8年より戊辰の役殉難者は国家が祀ることとされたため官祭招魂社となり、以後、西南戦争・日清戦争・日露戦争など数々の戦役における栃木県出身の殉国の英霊も併せてお祀りしています。
昭和14年、全国で33の招魂社が護国神社と改称されるに伴い当社も栃木県護国神社と改称し、更に昭和15年、現在の境内地に遷座しました。
大東亜戦争終戦後GHQ占領下の昭和22年には彰徳神社と改称しましたが、占領解除に伴い昭和28年に栃木県護国神社と改復称しました。(参照:栃木懸護国神社公式サイト)
ご祭神
護国の英霊
国家公共に尽くした人の霊
ご神徳(ご利益)
景色
参道
正面の鳥居をくぐると一対の石灯篭の先に玉砂利が敷かれた静かな表参道があります。
手水舎
表参道を歩き社殿前広場に入る二之鳥居の手前に手水舎があります。
ここを左に折れると裏参道の鳥居があります。
二之鳥居と社殿前庭
参道が途切れたところには二之鳥居が建ち、その奥は表参道と同様に白い玉砂利が敷かれた、広く美しい社殿前庭が広がります。
拝殿
前庭の最も奥に白い幕のかかった拝殿があります。
慰霊碑と忠霊塔
拝殿右手には多くの慰霊碑が建つ一角があり、最も奥に忠霊塔があります。
忠霊塔(ちゅうれいとう)とは、近代以降の日本において建造された、国家や君主ために忠義や忠誠をもって戦争に出兵し戦死した者の霊に対して、顕彰または称え続けることを象徴として表す塔である。
(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
技芸御柱と役立たずの御柱
拝殿右手には2つの御柱が奉納されています。
- 画像左:芸術やスポーツの世界で更なる活躍を目指す人たちが技術向上を祈念する「技芸御柱」
- 画像右:願い事を唱えながら4回はたくことで願いが叶う「役立たずの御柱」
裏参道
境内南側、通称大谷街道に向かって建つのは裏参道入り口の鳥居です。
鳥居の横には栃木県内複数の神社に奉納されている夢福神が、高校野球で有名な作新学院を向いて立っています。
さいごに
近年、区画整理により境内の周りが整備され隣接する道路からその景色がよく見えるようになりました。
鳥居前にある横断歩道に上って眺める市街地に広がる鎮守の杜の姿は圧巻です。
アクセス
住所
栃木県宇都宮市陽西町1-37
電話番号
028-622-3180
駐車場
あり
最寄り駅
東武宇都宮線:東武宇都宮駅から2.5㎞
最寄りバス停
関東バス:作新学院前