星宮神社
(ほしのみやじんじゃ)
下野市
星宮神社は栃木県内に複数見られるますが、こちらの下野星宮神社は県央旧石橋町の田園地帯に鎮座する神社です。
鳥居にかけられたしめ縄が蛇の形をしていることで知られている神社で、それに触れればご利益を授かることができるようです。
ご由緒
大同二年(807年)四月十日、第51代平城天皇の御代に藤原鎌足十代の後裔飛鳥井刑部卿院旨の命によって地方の開拓司として当地に居住し開拓守護神として磐裂・根裂神を児山の郷の乾の方に祀ったことで始まり、乾元元年(1302年)には宇都宮公剛公の後裔児山三郎左エ門朝行守が当地に築城し、武運・開運の守護神として香取神宮より経津主神を勧請し合祀したと伝えられています。(参照:星宮神社公式サイト)
ご祭神
主祭神
磐裂神・根裂神(いわさくのかみ・ねさくのかみ)
伊邪那岐命(いざなぎのみこと)が十拳剣で、妻の伊邪那美命(いざなみのみこと)の死因となった火之夜藝速男神(ひのやぎはやをのかみ/火神カグツチ)の首を斬ったとき、剣の先についた血が岩について化生した神。
配神
經津主神(ふつぬしのかみ)
ご神徳(ご利益)
景色
参道と手水舎
参道を歩き二之鳥居を過ぎた付近です。
右手に手水舎、前方に三之鳥居と石段が見えます。
石段
拝殿に向かう15段の石段です。
両脇には心願成就を祈念して紫色ののぼりがたくさん並んでいました。
拝殿
復活と再生を表す生き物とされる蛇を模ったしめ縄が奉納された拝殿です。
あすなろ龍神御柱
ある日、星宮神社の境内から突然黄金の土竜が出現したことから、土竜(竜)は大変縁起が良いということで明日桧(あすなろ)の大木で奉製した黄金の柱「あすなろ竜神御柱」として新たに境内に祀ることになったそうです。
土曜日と日曜日には金モグラの剥製が社務所に展示されます。
拝殿左側を案内の通り進むと「あすなろ竜神御柱」があります。
明日桧の言葉の起源は「明日はヒノキになろう」という説があり希望と努力と言う意味をもっていることから、「あすなろ竜神御柱」に願うことで金運上昇と諸願成就のご利益が期待できるようです。
(参照:星宮神社公式サイト)
勝石(魔去る石)
あすなろ竜神御柱の横には勝石(魔去る石)があります。
案内板によると厄割玉というものを投げあて割ることで厄祓いができ、勝運や幸運を授かることができるそうです。
境内社
拝殿横には八坂神社と千勝神社、大杉神社が、拝殿後ろにはたくさんの小さな祠が鎮座しています。
トトロ
神社に近づくと大きなトトロとさつきちゃん、メイちゃんが迎えてくれます。
時期によってはヒマワリが咲き可愛らしい風景が広がるようなのですが、残念ながら参拝した時にはすでにオフシーズンでした。
さいごに
神社に近づくと田園地帯の一角にある森にトトロの姿を見つけることができました。
参拝したのは10月初旬の晴れた日の午前中でしたが、ちょうど「あすなろ竜神御柱」に太陽の光が差し込みとても神々しく光っていました。
この神社のある石橋地区は江戸時代の宿場町だったこともあってか下野厄除大師・浄光寺・開雲寺・西念寺など狭い範囲に寺院も集まっている地域です。
時間の融通が利くようでしたらあわせてお参りしてみてはいかがでしょう?
アクセス
住所
栃木県下野市下古山1553
電話
0285-53-1706
駐車場
あり
最寄り駅
JR石橋駅から3㎞