雀宮神社(すずめのみやじんじゃ) 宇都宮市
雀宮神社は日光街道および奥州街道の宿場町である宇都宮市雀の宮に鎮座します。
神社から国道4号を南に500mほど進んだ場所には雀宮宿の本陣や脇本陣の跡があります。
ご由緒
長徳3年(993年)八幡太郎義家により創建され、正徳3年(1713年)には東山天皇から金文字で「雀宮」と書かれた勅額が下賜された。
この額が社頭にあったため将軍家を始め諸大名が下乗して参拝したと言い伝えられる。
(参照:境内案内板)
ご祭神
主祭神
御諸別王(みもろわけのきみ)
毛野國(栃木県と群馬県)を拓かれた郷土の祖神といわれる豊城入彦命(とよきいりひこのみこと)の三世孫で、彦狭嶋命(ひこさしまのみこと)の子である御諸別命(みもりわけのみこと)のこと。
赴任途中で没した父にかわって東国の統治をした。
配神
素盞嗚尊(すさのおのみこと)
大山祇命(おおやまずみのみこと)
ご神徳(ご利益)
景色
明神鳥居
神社の境内は交通量の多い国道4号線に面しています。
歩道脇に建つ鳥居には「郷社雀宮神社」と書かれた鳥居額がかけられていました。
参道と手水舎
拝殿に向かう参道には3対の石灯篭と2対の狛犬が整然と並んでいます。
一つ目と二つ目の石灯篭の間に手水舎があります。
社殿
拝殿の軒に向かって鳥居からケーブルが繋がっていました。お祭りの時などにはきっとたくさんの提灯が並ぶのでしょう。
軒下にかかる神額の文字は読むことができませんでした。
境内
境内には5基の朱塗りの鳥居が連なり、横には小さな石祠が、奥には「綾女稲荷神社」が祀られています。
また、どのような経緯で置かれたのかわかりませんが、社殿脇の犬走には大黒様や恵比須様などの小さな像が並んでいました。
さいごに
宇都宮城址公園の清明館に展示された昔の雀宮宿の模型に雀宮神社を見つけました。
日光街道(奥州街道)、鳥居、社殿が今と変わらない配置で並んでいます。
(参照:宇都宮市公式サイト)
アクセス
住所
栃木県宇都宮市雀の宮1-2-23
駐車場
あり
最寄り駅
JR雀宮駅から1.0㎞以内