藤岡神社
(ふじおかじんじゃ)
栃木市
藤岡神社は栃木市南部(旧藤岡町)群馬県との県境に鎮座する、旧くは六所大明神と称された平安時代から続く藤岡町の総鎮守です。
この一帯には藤岡神社遺跡と呼ばれる縄文時代の集落跡があり、多くの遺物や人骨などが発掘されています。
ご由緒
天慶3年(940年)の創立にして、旧くは「六所大明神」と称され、藤岡町の総鎮守神とされています。天正5年藤岡城落により社殿兵火により焼失、同18年に再建されます。正徳2年京都神祇伯(じんぎはく)より正一位の神号を受け、文政4年(1821年)「紫岡神社」と称されるも、明治8年(1873年)「藤岡神社」と改称します。
(参照:境内案内板)
ご祭神
伊弉諾尊(いざなぎのみこと)
日本神話などに登場する男神で神世七代の7代目。
天津神(あまつかみ)の命により伊弉冉命(いざなみのみこと)とともに国生み・神生みなど創造活動のほとんどすべてを行った。
天照大御神(あまてらすおおみかみ)、月読命(つくよみのみこと)、須佐之男命(すさのおのみこと)などの父神。
伊弉冉命(いざなみのみこと)
日本神話などに登場する女神で神世七代の7代目。
天津神(あまつかみ)の命により伊弉諾尊(いざなぎのみこと)とともに国生み・神生みなど創造活動のほとんどすべてを行った。
火の神である迦具土命(かぐつちのみこと)を産んだ際に火傷を負って亡くなり、黄泉国(よもつくに)を支配する黄泉津大神(よもつおおかみ)となった。
天照大御神(あまてらすおおみかみ)
日本神話に登場する高天原を統べる主宰神であり皇祖神。
伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が禊祓をしたときにその左目から生まれたといわれる。
月読命(つくよみのみこと)と須佐之男命(すさのおのみこと)は弟。
月読命(つくよみのみこと)
天照大御神(あまてらすおおみかみ)の弟で須佐之男命(すさのおのみこと)の兄。
誕生してすぐに夜の食国(おすくに)の支配を父神である伊奘諾尊(いざなぎのみこと)に命じられた月神。
天児屋根命(あめのこやねのみこと)
天岩戸神話では岩戸の前で祝詞を唱え天照大御神(あまてらすおおみかみ)を引き出すことに成功し、天孫降臨神話では邇邇芸命(ににぎのみこと)に随行した中臣氏及び藤原氏の祖神。
天宇受売命(あめのうづめのみこと)
天岩戸神話では岩戸の前で踊り天照大御神(あまてらすおおみかみ)を引き出すことに成功し、天孫降臨神話では邇邇芸命(ににぎのみこと)に随行した日本最古の踊り子と言える芸能の女神であり猿女君(さるめのきみ)の祖神。
ご神徳(ご利益)
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景色
一の鳥居
社殿からは約600m離れた東武日光線の踏切近くに一の鳥居は建っています。
御神木の大けやきと鳥居が並ぶ参道
正面二の鳥居の両脇には、とちぎの名木百選に選ばれる樹齢約380年の2本の大けやきがそびえ立ちます。
拝殿に向かう参道には、二の鳥居をくぐった後も三の鳥居、四の鳥居とさらに2つの鳥居が続きます。
手水舎
拝殿
拝殿に向かう参道の脇には時代の異なる二対の狛犬が奉納されていました。
神楽殿
常宝殿
本殿の裏手に建つ建物には「常宝殿」の額がかけられていました。
こちらの入り口にも狛犬が奉納されています。
境内
境内には松尾芭蕉の句碑をはじめ多くの石碑が建ち並んでいます。
アクセス
住所
栃木県栃木市藤岡町藤岡3976
電話
0282-62-4168
駐車場
あり
最寄り駅
東武日光線:藤岡駅から約1.0㎞