大室高靇神社(日光市大室)

神社

大室高靇神社
(おおむろたかおじんじゃ)
日光市

大室高靇神社は日光市の田園地帯に鎮座する病気平癒のご利益がある神社で、その拝殿には病気退散を祈願する木彫りのアマビエが奉納されています。
また、四駆好きが集まる神社であったりペットのお祓いをしてくれる神社ということでも有名で、ツーリングの無事を祈り車のお祓いをする人や愛犬のお祓いをお願いするために参拝する人も多いようです。

ご由緒

創建年月は不詳であるが、口碑によると永承六年、源義家が鬼怒川洪水の為当社付近に滞在し減水を待ったと言われ、故に永承以前の古社であるとも伝えられる。
往古より正一位靇大権現と称し大室村の鎮守として崇敬されてきたが、明治六年近隣十四ケ村の郷社に列せられ、更に明治十年には三十七ケ村の郷社となる。
社名である「靇」は「水の神様」靇うう神に由来している。
(参照:高靇神社公式サイト

ご祭神

主祭神

大山祗神(おおやまつみのかみ)
伊邪那岐命(いざなぎのみこと)と伊邪那美命(いざなみのみこと)の子。
全国の大山祇神社や三島神社の主祭神。

配神

少名彦神(すくなびこなのかみ)
草野姫神(かやのひめのかみ)

ご神徳(ご利益)

病気平癒 心願成就 厄除

景色

参道

一之鳥居から石段を登り長く続く参道を進むと二之鳥居と拝殿が見えてきます。趣のある長い参道は砂利が敷き詰められきれいに整備されています。

石段と二之鳥居

石段の下から二之鳥居と拝殿を見上げた風景は鬱蒼とした杜の木々に囲まれ神社の歴史を感じます。
二之鳥居の手前には茅の輪が見えます。

茅の輪

拝殿の前にある茅で作った輪を左→右→左と3回くぐって参拝することで、病や罪穢れが祓い清められるそうです。

拝殿

拝殿には病気平癒のご利益がある神社ということで、疫病退散にご利益があるというアマビエの木彫りの像が奉納されていました。
他にもチェーンソーで彫られた狛犬などいろいろな木彫りの像が並んでいます。

逆さ絵馬

拝殿の横には「病」と書かれたたくさんの絵馬が病気平癒の願をかけてさかさまに吊るす形で奉納されていました。

奥には木彫りの龍の像が見えます。

奥宮

拝殿右手の鳥居をくぐり石段を登っていくと奥宮があります。

精霊の巨木

樹齢600年の大杉胎内くぐりを体験できます。

胎内くぐりとは狭い場所や割れ目を通り抜けることで、肉体と魂を浄化し新たに生まれ変われるという信仰です。

龗の水とさざれ石

社務所横の鳥居がある場所は「靇の水」と呼ばれるご神水が湧き出る日光名水お水取り一番関所となっていて、だれでも自由にその水を汲んで持ち帰ることができます。
(ちなみにお水取り二番関所は今市瀧尾神社の「やくめい水」です)
また、境内には君が代でうたわれているさざれ石を見ることもできます。

さいごに

日本の原風景と呼べるようなロケーションにあるどこか懐かしさを感じる境内は、丁寧に手入れされているだろうことが伝わってきて、気持ちよくのんびりお参りすることができました。
公式サイトを拝見したところ、テレビ番組「動物ピース」の取材で前田敦子さんがみえたことが書かれていました。

アクセス

住所
栃木日光市大室1619
電話
0288-26-6240
駐車場
あり
最寄り駅
東武日光線:下今市駅から約8.0㎞

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