賀蘇山神社(鹿沼市入粟野尾鑿)

神社

賀蘇山神社
(がそやまじんじゃ)
鹿沼市

賀蘇山神社は鹿沼市(旧粟野町)の中心部から粟野川に沿った県道を上流に遡った山間部に鎮座する日本三代実録に記載がある尾鑿山の名でも知られる式外社です
延喜式外社であることと同時に霊山をかたどった御神威「黒だるま」の社としても有名です。

ご由緒

日本三代実録(六国史)元慶2年(878年)9月16日賀蘇山神は従五位下の神階を朝廷より受けられ下野国の古社として有名です。拝殿裏に尾鑿山(おざくさん:879m)が望まれ、そこに御本社が鎮座しています。
(参照:境内案内板)

ご祭神

天御中主神(あめのみなかぬしのかみ)
天地開闢(てんちかいびゃく)のとき、最初に高天原(たかまがはら)に出現した日本神話の神であり、高御産巣日神(たかみむすひのかみ)、神産巣日神(かみむすひのかみ)とともに造化の三神の一神。

月読命(つくよみのみこと)
天照大神(あまてらすおおかみ)の弟で須佐之男命(すさのおのみこと)の兄。
誕生してすぐに夜の食国(おすくに)の支配を父神である伊奘諾尊(いざなぎのみこと)に命じられた月神。

武甕槌命(たけみかづちのみこと)
伊奘諾尊(いざなぎのみこと)が十拳剣天之尾羽張で火之夜藝速男神(ひのやぎはやをのかみ/火神カグツチ)の首を斬りおとしたとき、剣の根元についた血が岩に飛び散り生まれた剣神。
葦原中国(あしはらのなかつくに)では經津主神(ふつぬしのかみ)と共に大国主命(おおくにぬしのみこと)に国譲りを承諾させた。

大国主命(おおくにぬしのみこと)
少名毘古那神(すくなびこなのかみ)と協力して葦原中国(あしはらのなかつくに)の国造りをし、大物主神(おおものぬしかみ)を祀って国作りを完成させたとされる。
因幡の白兎や国作りなどの神話に登場することでも知られる出雲大社の御祭神。

ご神徳(ご利益)

家内安全 商売繁昌 医薬長寿

景色

参道の石段

「下野国尾鑿山」と書かれた標柱から橋を渡り石段を登って拝殿に向かう参道です。

神門と鳥居

石段を登りきると正面に神門、右手に鳥居が建っています。

正面の神門をくぐると手水舎がありその先には社務所や神楽殿が建っています。

右手の鳥居をくぐり細い道を山中に向かって進むと遥拝殿があります。

社務所 拝殿

社務所には、神額が掲げられ鈴と注連縄が奉納された一角があり参拝することができました。
向かって右手の手水舎には自然の岩を加工した手水岩があります。

遥拝殿

尾鑿山直下の岩屋に祀られている御本社は大人の健脚でも1時間半かかるということで、そこまで行かずともお参りすることができるよう造られた遥拝殿です。
鳥居から続く参道の先にあります。

神代杉

「下野国尾鑿山」の標柱から県道をさらに進んだところに建つ鳥居は神代杉の切り株につながる石段の入り口です。

途中の二之鳥居をくぐりながら急な石段を登りきると、鬱蒼と生い茂る高い木々の中に社殿と切り株があります。

アクセス

住所
栃木県鹿沼市入粟野尾鑿713
電話番号
0289-86-7717
駐車場
あり
最寄り駅
東武日光線:樅山駅から21.2㎞

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