平出雷電神社(宇都宮市平出町)

神社

平出雷電神社
(ひらいでらいでんじんじゃ)
宇都宮市

平出雷電神社は古来から雷電様の呼称で親しまれる雷除けで有名な神社です。

境内に奉納された石灯篭には中国の神話にある四神が彫刻されており宇都宮のパワースポットとしても知られています。
神社庁の資料では本来の神社名は平出神社(ひらいでじんじゃ)のようです。

ご由緒

仁和2年(886年)に洛北の賀茂別雷神社を分霊した神社である。応仁の乱の後衰退したが正徳年間頃再建。享和2年(1802年)に光格天皇の臣下が当地を巡行中嵐に遭い、当社の雷除・嵐除の加護を知って参拝した。元治2年(1865年)京都神祇伯王家令大和守藤原朝臣より雷電宮の称号を賜る。明治初年神仏分離の際に雷電宮を平出神社と改称。境内には樹齢300年を超える夫婦杉が立っている。

ご祭神

主祭神

別雷之大神(わけいかずちのおおかみ
賀茂建角身命(かもたけつのみのみこと)の娘玉依日売(たまよりひめ)が川遊びをしていたとき、川上から流れてきた丹塗矢(にぬりや)を拾って床の近くに置いたところ懐妊し産んだ子と伝えられる賀茂別雷神社の祭神。

配神

誉田別命(ほんだわけのみこと)
大山祇命(おおやまつみのみこと)
猿田彦命(さるたひこのみこと)
素盞嗚命(すさのおのみこと)
伊弉諾命(いざなぎのみこと)
少彦名命(すくなひこなのみこと)
大物主命(おおものぬしのみこと)
火産霊命(ほむすびのみこと)
水速女命(みずはやのめのみこと)
菅原道真公

ご神徳(ご利益)

厄除 雷除 必勝

景色

参道

一の鳥居から道路を挟んで建つ二の鳥居をくぐり少し歩くと石段と神門があります。

参道脇には朱塗りの灯篭が並んでいます。

神門

参道の終盤、石段の上で日の光を浴びて朱色に輝いている神門です。

手水舎

神門をくぐると左手に灯篭に挟まれ手水舎があります。

四神の石灯篭

手水舎の手前に奉納されている変わった形の石灯篭は、中国の神話に出てくる四神(青龍、白虎、朱雀、玄武)が彫られた珍しい灯籠です。

土台の上に玄武、その上に青龍、白虎、朱雀の姿を見ることができます。

平出雷電神社の灯篭

拝殿

樹齢300年を超える夫婦杉のあいだに見えるのが一対の狛犬が護られた拝殿です。

境内社

気にして見ないと分かりずらいですが駐車場の西側に石段があり、それを下りたところに城守稲荷神社があります。

また、本殿左には小さな祠が並んでいます。

さいごに

宇都宮市の新4号国道寺内交差点を市内中心部方面に曲がってすぐの所にあるこの神社は交通の便が良いことから初詣で数回参拝したことがあったのですが、宇都宮城の守護神社である城内稲荷神社があったことを今回気付くまで知りませんでした。
駐車場に車を停めて参道とは反対側に入り口がありますので、参拝するときは注意して見つけてください。

アクセス

住所
栃木県宇都宮市平出町3848
電話番号
028-661-5372
駐車場
あり
最寄り駅
芳賀宇都宮LRT平石中央小前駅から2.5㎞
最寄りバス停
関東バス:越戸北児童公園前

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