報徳二宮神社
(ほうとくにのみやじんじゃ)
日光市
報徳二宮神社は、少し前まで各地の小学校校庭などで見ることができた薪を担いで本を読む姿の像で有名な学問と経営の神様二宮尊徳を祀った神社です。
日光市旧今市地区の中心部に鎮座していて、歩いてすぐのところには観光客も多く立ち寄り賑わっている道の駅日光「日光ニコニコ本陣」や、屋上に観覧車が設置された2021年開業の「日光ランドマーク」もあります。
ご由緒
明治31年に鎮座祭を執行し同33年に県社に列せられました。
ご祭神・二宮尊徳は今市の報徳役所にて逝去しました。 その後、尊徳の終焉の地である由緒を持つ今市に神社が創建され、 今日まで学問・経営の神様として人々に親しまれています。 本殿の裏には栃木県指定史跡・尊徳翁のお墓と遺品を陳列した宝物館があります。(参照:報徳二宮神社公式サイト)
ご祭神
主祭神
二宮尊徳翁(にのみやそんとく-おう)
経世済民を目指して報徳思想を唱え、報徳仕法と呼ばれる農村復興政策を指導した江戸時代後期の農政家であり思想家。
正確には「にのみやたかのり」と読むのだが「にのみやそんとく」で広く知られている。
配神
二宮尊行(にのみやそんこう)
富田高慶(とみたこうけい)
ご神徳(ご利益)
景色
二之鳥居と尊徳来福像
参道を歩き二之鳥居に差し掛かると両脇に尊徳来福像が奉納されています。
左側の像の頭の上には賽銭受けがあり、そこにお賽銭を投げ入れることができれば幸運が訪れるようです。
手水舎
手水岩には鮮やかな紅葉が飾られていました。
横に見える木彫りのネコはコロナ終息を祈念して奉納されたものです。
参道と二宮尊徳像
拝殿に向かう石畳の参道です。
横には、昔小学校などでもよく目にした二宮尊徳像があります。
拝殿
拝殿の賽銭箱横にも二宮尊徳のキャラクター人形が置かれていました。
二宮尊徳の墓
拝殿右手の建物をくぐり通路を奥に進むと二宮尊徳の墓にお参りすることができます。
ここでも二宮尊徳像が迎えてくれました。
境内社
足手こう神社
快癒を祈願すると 手足の痛みを和らげて、健康に導くといわれています。
社務所でわらじの絵馬を頒布しています。お願い事をかいて足手こう神さまに奉納してください。
宝物館
報徳仕法全書や尊徳直書草案などが展示されています。
別途300円の拝観料が必要です。
境内から見た一之鳥居と観覧車
さいごに
すぐそばを交通量の多い国道119号(日光街道)が通っているにもかかわらず境内は静かで落ち着いた雰囲気でした。
二之鳥居横に建つ尊徳来福像への奉納投げは、思ったほど難しくありませんでしたので参拝時には是非チャレンジしてみてください。
アクセス
住所
栃木県日光市今市743
電話
0288-21-0138
駐車場
あり
最寄り駅
東武日光線:下今市駅から1.0㎞以内
歩いてすぐの所にある道の駅日光ニコニコ本陣には、日光のお土産を探せるショップはもちろん、作曲家船村徹の足跡をたどることができる船村徹記念館も併設されています。