健武山神社
(たけぶやまじんじゃ)
那珂川町
健武山神社は那珂川町(旧馬頭町)健武の武茂川沿いに鎮座する「健武さん」「健茂さん」の呼称で親しまれる古代産金の里の式内社です。
例年1月には女性の髪や注連縄を境内で焼く特殊神事が執り行われます。
ご由緒
本社は延喜式内下野十一社の1つで大同元年の創始といわれています。
大字健武字式部と天梅の地にあって祭神は「日本武尊」「金山彦命」の二社で日本書紀に「日本武尊白鳥云々…欲録其功名即定式部」とあります。
また、この地方の産金は「那須のゆりがね」として昔から和歌にも詠きれ遠く都にもその名が知られておりました。
(参照:境内案内板)
ご祭神
日本武尊(やまとたけるのみこと)
第12代景行天皇の皇子で、西国熊襲と東国蝦夷の征討を行われた伝説の神。
『日本書紀』では「日本武尊」と表記されるが『古事記』では主に「倭建命」と表記。
金山彦命(かなやまひこのみこと)
伊弉冉命(いざなみのみこと)が火の神である迦具土命(かぐつちのみこと)を生んだ際に火傷で苦しみながら吐いた嘔吐物から生まれた鉱山や鍛冶の神。
古事記では金山姫命(かなやまひめのみこと)と共にうまれたとあるが日本書紀にはその名前はない。
ご神徳(ご利益)
境内の景色
参道の石段
拝殿に向かう参道には3か所の石段があり写真はその2つ目です。
いずれも両脇には石垣が詰まれており、この石段では手前には一対の石灯篭が奉納されています。
手水舎
3つ目の石段の手前にある手水舎です。
写真に写る石灯篭と玉垣は、2つ目の石段のそれに比べ時代が古いようです。
手水岩は自然の岩を利用したものでした。
社殿
鎮守の杜に囲まれた拝殿です。
本殿には覆い屋がないため近くからその様子をうかがうことができます。
拝殿右手の下屋は神輿庫となっていて、ガラス越しに御神輿を見ることができました。
境内社
社殿の周りにはいくつかの境内社が祀られています。
3つ目の石段の左手にはきれいな石段が設けられた祠がありました。
アクセス
住所
栃木県那須郡那珂川町健武2302
電話
0287-92-4490
駐車場
あり
最寄り駅
JR烏山駅から約14.6㎞