鹿島神社(佐野市戸奈良町)

神社

鹿島神社
(かしまじんじゃ)
佐野市

鹿島神社は、佐野市(旧田沼町)の中央部から県道66号桐生田沼線を少し北西に進んだ山沿いに鎮座する神社です。
本殿は県道から細い道に入り5分ほど車を走らせた森の中に鎮座しますが、およそ1㎞手前に遥拝殿が建てられているため本殿に行かずともそちらで参拝することもできます。

ご由緒

本社創立は正治元年(1199年)にして常州鹿島神宮を奉遜遷したるものなり。
(参照:下野神社沿革誌)

ご祭神

主祭神

武甕槌命(たけみかづちのみこと)
伊邪那岐命(いざなぎのみこと)が十拳剣天之尾羽張で火之夜藝速男神(ひのやぎはやをのかみ/火神カグツチ)の首を斬りおとしたとき、剣の根元についた血が岩に飛び散り生まれた剣神。
葦原中国(あしはらのなかつくに)では經津主神(ふつぬしのかみ)と共に大国主命(おおくにぬしのみこと)に国譲りを承諾させた。

経津主命(ふつぬしのみこと)
日本神話に登場する磐筒男神(いわつつのおのかみ)と磐筒女神(いわつつのめのかみ)の子であり香取神宮の祭神。
葦原中国(あしはらのなかつくに)では武甕槌命(たけみかづちのみこと)と共に大国主命(おおくにぬしのみこと)に国譲りを承諾させた。

天児屋根命(あめのこやねのみこと)
天岩戸神話では岩戸の前で祝詞を唱え天照大御神(あまてらすおおみかみ)を引き出すことに成功し、天孫降臨神話では邇邇芸命(ににぎのみこと)に随行した中臣氏及び藤原氏の祖神。

合祀神

大山祇命(おおやまつみのみこと)
高龗命(たかおかみのみこと)
素盞嗚命(すさのおのみこと)
誉田別命(ほんだわけのみこと)
大日孁貴命(おおひるめのむちのみこと)

稲蒼魂命(うかのみたまのみこと)
柿本人丸(かきのもとのひとまろ)
伊邪那美命(いざなみのみこと)
白山姫命(しらやまひめのみこと)

景色 遥拝殿

入り口

入り口には社号標が建てられているだけで鳥居はありません。
朱塗りの灯篭の間を進んだ先に遥拝殿が建っています。

遥拝殿

一見民家のように見える瓦ぶき屋根の建物が遥拝殿です。
この建物の後方約1㎞の地点に本殿が鎮座しています。

神楽殿

境内社

遥拝殿の右側には境内社の鳥居が2基並んでいます。
向かって右側が兼孝神社、左側が報国神社です。 

景色 本 殿

一の鳥居と石柱

細い参道を進んだ先に一の鳥居が建っています。
鳥居額には「正一位鹿嶋大明神」、石柱には「猿田彦大神」の文字が刻まれていました。

参道の石段と手水舎

瑞垣に囲まれた朱塗りの社殿には石段を7段登り参拝します。
石段手前に建つ手水舎もやはり朱色に塗られています。

拝殿

一部金色の装飾がなされた朱塗りの拝殿からはきちんと手入れされている様子が窺えました。
奥に進むと本殿を横から拝むことができます。

境内社

本殿奥にも石の祠が2基並んでいます。

さいごにひとこと

本殿は遥拝殿前の道を北に進んだ杜の中に鎮座しています。
茂みに隠れて立っている「一床山・二床山」の案内板が入り口の目印です

遥拝殿から本殿に向かう道中はソーラー発電所に入り込んでしまうため本当に道が合っているか心配になるかもしれませんが、そのまま進みソーラーパネルを抜けたところに細い参道があります。

アクセス

住所
遥拝殿:佐野市戸奈良町2008
本 殿:佐野市戸奈良町

最寄り駅
東武佐野線田沼駅から約3.3㎞

 

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