氏家今宮神社
(うじいえいまみやじんじゃ)
さくら市

今宮神社は栃木県銘木百選に指定された大イチョウが有名な旧氏家町の中心部に鎮座する神社です。
家内安全や厄除、方位除のご神徳がありますが、それらに加えて宝くじが当選したり収入が増えたりといった金運上昇のご利益があるとも言われ鈴のついた黄色いいちょう御守りを受ける参拝者が多いようです。
毎年6月には境内に咲いた紫陽花を手水に浮かべた紫陽花手水舎が披露されます。
ご由緒
公平3年(1060年)勝山城主氏家公頼が城中守護として、須佐之男命・大国主命・事代主命・豊城入彦命を御祭神として創建し、その後正安2年(1300年)に四代城主氏家公宗の束ねる24郷の総鎮守として現在の馬場に遷宮されました。
明治5年に郷社に列せられ、明治39年には御饌幣帛料供進社、昭和62年には神社振興対策指定神社に指定されています。
(参照:今宮神社公式サイト)
ご祭神
主祭神
須佐之男命(すさのおのみこと)
天照大御神(あまてらすおおみかみ)の弟で、高天原(たかまがはら)では悪、罪、穢(けがれ)の化身、葦原中国(あしはらのなかつくに)では開祖の神とされる。
三種の神器の一つ草那藝之大刀(くさなぎのたち)を天照御大神に献上した。
配神
大国主命(おおくにぬしのみこと)
事代主命(ことしろぬしのみこと)
豊城入彦命(とよきいりひこのみこと)
ご神徳(ご利益)
景色
参道

楼門に向かって両脇にたくさんの灯篭が並ぶ石畳の参道が続きます。
楼門


歴史を感じる立派な楼門です。
通り抜けた左手にある手水舎には、祠のある手水岩が置かれていました。
また、後ろ側には奉納されたたくさんの絵馬を見ることができました。
拝殿

高い木に囲まれた拝殿には市の指定文化財になっている絵馬が奉納されています。
十二支社


拝殿右手にある十二支社では、お社の前に十二支の干支の石像が輪になって並んでいます。
その輪の中に入り、自身の生まれ年の干支に触れ祈願をすると方位除けができるようです。
さいごに
鳥居からまっすぐに灯篭が並んだ参道と、途中にある楼門、突き当りの拝殿、そのいずれもが歴史を感じさせる素敵な神社を堪能できました。
帰宅後、この神社の見どころの一つである大銀杏の写真が撮れていなかったことがわかりちょっとへこみましたが。
(画像引用:さくら市公式HP)
アクセス
住所
栃木県さくら市馬場43
電話
028-682-2685
駐車場
あり
最寄り駅
JR氏家駅から1.5㎞




明治期に実業家として大きな業績を残した栃木県を代表する実業家でる瀧澤喜平治が建築した、県の指定文化財である瀧澤家住宅が旧奥州街道沿いにあります。
神社からは車で5分程度の距離ですので、明治のお屋敷を見学してみてはいかがでしょう?