二荒山神社 中宮祠
(ふたらさんじんじゃちゅうぐうし)
日光市

日光二荒山神社中宮祠は、紅葉の名所として有名な「日光いろは坂」をのぼった中禅寺湖のほとりに鎮座する古社です。
社殿の横には男体山の登山道入り口である登拝門があり、門が開かれる4月25日から11月11日の期間中には多くの登山客が訪れます。
ご由緒

二荒山神社は、神鎮まります御山として古来より信仰されてきた霊峰男体山(二荒山)を御神体山とするお社で、天応2年(782年)に男体山の山頂にお祀りされたのがはじまり。(参照:境内案内板)
ご祭神
主祭神
大己貴命(おおなむちのみこと)
大国主命(おおくにぬしのみこと)の異称。
少名毘古那命(すくなびこなのみこと)と協力して葦原中国(あしはらのなかつくに)の国造りをし、大物主命(おおものぬしのみこと)を祀って国作りを完成させたとされる。
因幡の白兎や国作りなどの神話に登場することでも知られる出雲大社の御祭神。
田心姫命(たごりひめのみこと)
天照大御神(あまてらすおおみかみ)と須佐之男命(すさのおのみこと)の誓約により誕生した女神。
市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)、多岐津比売命(たぎつひめのみこと)とともに「宗像三女神」と呼ばれる。
味耜高彦根命(あじすきたかひこねのみこと)
大己貴命(おおなむちのみこと)と田心姫命(たごりひめのみこと)の子。
農業の神、雷神、不動産業の神として信仰される高鴨神社(奈良県御所市)などの祭神。
ご神徳(ご利益)
景 色
大鳥居

いろは坂を登り切り突き当りの丁字路を左に折れると朱塗りの大鳥居が国道120号線を跨いで建っています。この鳥居を過ぎ中禅寺湖沿いをしばらく進むと日光二荒山神社中宮祠の東鳥居が見えてきます。
八脚門

浜鳥居をくぐり石段を登った先に建つ八脚門です。
手前右側には手水舎、左には稲荷神社と龍の松があります。
手水舎

八脚門の手前に建つ手水舎には宝物館に展示されている「祢々切丸」の原寸大写真が飾られています。
社務所(授与所)


八脚門をくぐり右側にある朱塗りの授与所では、お札やお守りがいただける他に男体山の登山受付もしています。
神楽殿


拝殿前にある神楽殿では八乙女神楽が奉奏されるそうです。
残念ながら参拝時は拝殿改修に伴いベニヤ板で囲まれていました。
拝 殿

八脚門をくぐりまっすぐ進むと拝殿があります。
保存修理事業が令和8年3月まで行われているそうでその全景は拝めませんでした。
本殿

拝殿の右側奥に進むと本殿を横から拝むことができます。
画像の右手前は男体山登山道入口である登拝門につながる唐銅鳥居です。
登拝門(登山道入り口)


本殿の右側奥に進むと大きな石灯篭の先に登拝門があります。
この門は奥宮が鎮座する男体山山頂への登山道(全長約6.0㎞)の入り口です。
山霊宮

男体山や女峰山など日光連山八峰信仰において徳を積んだ人たちが祀らる山霊宮です。
御神木 いちいの木

山霊宮の裏手に立ついちい(1位)の木は勝ち運上昇のパワースポットです。
樹齢は約1100年といわれ栃木県の天然記念物になっています。
稲荷神社と龍の松

八脚門の手前、手水舎の向かい側には稲荷神社が鎮座しています。
下の画像ではたくさんののぼり旗でよく見えませんが右側に運気上昇のパワースポット「龍の松」が、左側には「願いかなえます」の金色のマスの像があります。


宝物館

国指定重要文化財となっている長さが324㎝もある大太刀「祢々切丸」などの刀剣類や男体山山頂からの出土品などが展示されています。
こちらは有料で、拝観料は大人が1,000円、小中学生は300円です。
さいごにひとこと

日光二荒山神社中宮祠は、日光市内にある本社と男体山山頂にある奥宮の中間にあるのでそう呼ばれているそうです。
日光市内から少し距離はありますが、季節ごとに変わる中禅寺湖や周りの山々の景色などもたのしみながら是非訪れて欲しい縁結びのパワースポットです。
アクセス
住所
栃木県日光市中宮祠2484
電話
0288-55-0017
駐車料金
境内駐車場 無料
県営駐車場 500円
最寄りバス停
東武バス二荒山神社中宮祠バス停



